縄文人の考えた円形と正方形の関係

縄文の大賢人の円と方に対する考え方

 縄文の大賢人の円と方に対する考え方は、双曲図形と楕円図形から始まっていると考えられます。その根拠は、縄文草創期の豆粒文土器・隆起線文土器・爪形文土器、そして円形丸底土器と方形平底土器が存在するところに求めることができます。

 豆粒文土器・隆起線文土器・爪形文土器は、相対図形の素粒子 )形を基本とする相対性をもっています。この双曲図形と楕円図形は、図(中央)に見るような合体形をもっています。

 縄文人は円形丸底土器と方形平底土器を縄文草創期に作っています。このような2種類の土器は、縄文人が円形と正方形に対し、相対性を認識していたことを物語っています。この相対性は、双曲図形・楕円図形から生まれます。双曲図形・楕円図形を知ることがなかったならば、円形と正方形の相対性に気づくことはなかったことでしょう。
 この相対性は図(右)に見るような双曲図形と楕円図形の行ったり来たりの現象を引き起こします。それは同時に双曲図形を内包する円形と楕円図形を内包する方形の関係へと発展します。円形と正方形は相対関係にあるわけです。
 
 この円形と正方形は相対関係があって、はじめて天は円であり、地は方であるという、いわゆる天円地方説を組むことができるのです。中国の『周髀算経』は、この「天は円であり、地は方である」から始まっています。これに関して縄文人の考え方が先行するものであり、より論理的であることがわかります。
 漢代に起こったといわれる天地融合思想に対し、それがいったいどのような根拠から生まれた考え方であるかという問題において、わが国の縄文人が気づいていた双曲図形・楕円図形の概念を前提にすれば、それがよく理解できます。天である円形と地である正方形の合体形に円方図・方円図があります。この二つの図形は、天地(円形と正方形)の合体、いわゆる天地融合思想に適合します。そのような考え方が土器の造形の上に表現されているところが重要です。土器が思想を表しているわけです。

〔縄文人の思考法に学ぼう〕
双曲図形と楕円図形=相対概念をもてば、これまで見えなかったものが見えるようになり、わからなかったことがわかるようになります。古代史の歴史観が変わります。

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